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機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会により、糖質・糖類、エキスが機能性表示成分とすることが適当との見解

業界動向

2017.11.02 written by GCI

帝京大学臨床研究センター長・寺本先生を座長、国立健康・栄養研究所 情報センター長・梅垣先生を座長代理とする機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会により、糖質・糖類、エキスが機能性表示成分とすることが適当とする一方、ビタミン類は見送るのが妥当との見解が示された(平成28年12月)。

 

「機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会」は、「栄養成分」及び「機能性関与成分が明確でない食品」の取扱いについて検討を行うため、平成28 年1 月にが消費者庁長官の下に設置されたものであり、平成28 年11 月までの全11 回にわたり議論を行われたものである。

 

糖質、糖類については、「主として栄養源(エネルギー源)とされる成分(ぶどう糖、果糖、ガラクトース、しょ糖、乳糖、麦芽糖及びでんぷん等)を除いた糖質、糖類について、機能性関与成分となり得るものとすることが適当である」とし、「安全性の評価を行う際には、糖質、糖類の製造方法についても考慮すること」、また、「当該糖質、糖類のエネルギー量について届出資料に記載する必要がある」としている。

 

エキスについては、「機能性の科学的根拠の一部を説明できる特定の成分が判明しているものの、当該特定の成分のみでは機能性の全てを説明することはできない「エキス5及び分泌物」(以下「エキス等」という。)」と定義し、エキスは機能性関与成分として取り扱うことが適当であるとした。

 

エキスの作用機序については、「少なくとも1つの指標成分で表示しようとする機能性に係る作用機序が考察されている必要があり、作用機序は、in vitro 試験及びin vivo 試験、又は臨床試験により考察されていること」とした。

 

品質保証については、「同等性を担保することが基本であり、指標成分の定量確認だけでなく、形態学、分析化学(エキス等の定性的なパターン分析等)、分子生物学等の観点からの基原の保証が必要」であるとし、さらに、「エキス等の精製過程の同等性の確認も必要である」としている。なお、この報告を受けて、機能性表示食品成分は、産地等が異なる場合、同等性が担保されているかの問合せが来ているとの情報もある。

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