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地域によって違う、2種類の桜餅

食品いろいろ

2017.11.02 written by GCI

みなさんは桜餅と言うと、どのようなものを想像するでしょうか?

 

【写真1】

 

【写真2】

 

私が住む群馬県では写真1の物を通常桜餅と呼んでいます。

写真2の物も桜餅と呼ばれていますが、主に関西地区での一般的な呼び名となっています。

 

関東地区では、写真2は道明寺という名で販売はありますが、数年前までこれを桜餅と呼ぶとは知りませんでした。(逆に関西地区では、写真1を長命寺という)

 

このように同じ名前の食べ物であっても、地域によって違うものを指すケースがあることを知りました。

 

それぞれの特徴と分布としては・・・

 


 

「関東風」

 

小麦粉を水で延べて熱し固めた生地を作り、餡種を挟んだ生地に桜の葉を被ったもの。

江戸に発祥した食べ物であり、東京隅田川の向島にある長命寺という寺院の門前にこの桜餅を作り始めた店舗がある。

(分布)関東地方、東北地方(福島県、宮城県、岩手県、青森県旧南部藩地域、秋田県)、山梨県、長野県、静岡県、石川県、島根県、鳥取県西部局所

 

「関西風」

 

道明寺粉を蒸して餅を作り、これに餡を詰め、桜の葉に包んだもの。

京都の茶店や和菓子店でよく見られることから、京風桜餅とも呼ばれるもの。大阪府藤井寺市に材料の道明寺粉の由来ともなったという同名の寺がある。

(分布):近畿地方、北陸地方、中国地方、四国地方、九州地方、東北地方日本海側、北海道、宮城県

 


 

昔から馴染みのある和菓子、地域によって一般的とされるものの違いがある事を知り、新たな楽しみを見つけた気がします。

今後もこのような違いを発見し、幅広いジャンルにて知見を広げていきたいと思います。

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