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アイスクリームの分類

研究開発

2017.11.02 written by GCI

夏になって、気温が高くなると冷たいアイスが食べたくなりますよね。

最近はいろいろなアイスの新商品が販売されていて、どれを選んだらいいか迷ってしまうことはありませんか。

私は新商品よりもついつい定番のアイスを買ってしまいます。

 

新商品は夏季に発売されることが多いですが、冬季にも和風アイスやチョコレートアイスなどのようなちょっと濃厚な新商品が発売されることが多くなっており、一年を通じてアイスを食べることが多くなった気がします。

 

アイスは子供が食べるイメージが強いですが、最近は大人向けのアイスも発売されてきており、老若男女問わずアイスを食べることが一般的になりました。

 

一年を通じてアイスが消費され、さらに消費人口も増えたせいか、アイス市場自体も拡大傾向にあり、今や4900億円を超えるほどまでに成長しました。

(「一般社団法人日本アイスクリーム協会」ホームページより引用)

 

 

アイスといってもさまざまな種類があり、形状で分類するとカップタイプ、スティックタイプ、コーンタイプ、モナカタイプなどその種類は数種類に及びます。

また、アイスのフレーバーで分類すると、バニラ、チョコレート、キャラメル、ストロベリーなどのように洋風系が定番ですが、最近は抹茶やきな粉、黒糖などのような和風系のフレーバーも増えてきています。

 

アイスと一口に言っても、さまざまな種類のものがありますが、厳密な分類は「乳成分の量」でされています。乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)上でのアイスは以下のように分類されています。

 

【アイスクリーム】

乳固形分が15%以上で、そのうち乳脂肪分が8%以上含めれているもの

<商品例>

「ハーゲンダッツ」、「MOW(モウ)」、「牧場しぼり」、「GRAN(グラン)」、「レディーボーデン」など

 

【アイスミルク】

乳固形分が10%以上で、そのうち乳脂肪分が3%以上含まれているもの

<商品例>

「チョコモナカジャンボ」、「雪見だいふく」、「ジャイアントコーン」など

 

【ラクトアイス】

乳固形分が3%以上含まれているもの

<商品例>

「明治エッセルスーパーカップ」、「爽」、「クーリッシュ」など

 

【氷菓】

上記以外のもの

<商品例>

「ガリガリ君」、「PAPICO(パピコ)」、「ICEBOX (アイスボックス)」など

 

(「一般社団法人日本アイスクリーム協会」ホームページより引用)

 

 

また、乳等省令には規定されていないのですが、最近は、乳成分が一般的な「アイスクリーム」よりも多く使用されている「プレミアムアイスクリーム」や「スーパープレミアムアイスクリーム」などのような「アイスクリーム」も見掛けるようになりました。

 

 

乳成分の量が一番多い「アイスクリーム」は、最もミルクの味が濃厚に感じられるのが特徴であり、「アイスミルク」⇒「ラクトアイス」⇒「氷菓」になるにつれてミルク感が弱くなり、サッパリとした味になります。

特に、乳成分が少ない「ラクトアイス」は、アイスクリームのような濃厚な味わいを出すため、乳化剤や植物性油脂などを添加して、風味を出すように工夫されています。

 

また、乳成分が少ないと口溶けや口当たりが悪くなりやすいため、滑らかな組織を形成させるために安定剤などが含まれていることが多いです。

 

 

アイスは乳成分の量で分類されており、その種別で味や食感、使われている原材料も違うことが分かりましたか。

アイスを購入した際、裏面の「種類別」や「原材料名」を見て、どのような種類のアイスなのか、どのような原材料が使われているのかなどを見てみるのも楽しいかもしれません。

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